誰もが悩む洗車キズ
車が大好きな人には非常に気になることの一つが、ボディの【洗車キズ】ではないでしょうか?
「洗車機に入れるから気にしない!」って方には無関係なことですが、車好き、特に濃色車に乗っている方であれば愛車を見れば見るほど、洗車キズに目が行くのではないでしょうか?
洗車キズ。
弊社は、お客様の大切な愛車を綺麗にさせて頂く仕事なので、自分の車以上にキズを入れないように、丁寧に確実に綺麗に仕上げることが求められます。
そこで弊社が色々と道具を変えたり、洗剤を変えてみたり色々と試行錯誤した結果、洗車キズを劇的に抑える方法は、結構単純な所に答えがありました。
今回は、その洗車キズを入れない、洗車キズをつけないための洗車の一連の中の1つの方法・工程をご紹介したいと思います!
ガラスコーティングでキズは入らない?は嘘?
お客様にもよく聞かれるのですが、

ガラスコーティングだからキズも入らないですよね?
ってこと^^;

写真のように強制的に厚く固めたガラスコーティング剤はプラスチックのように硬いですが、塗装に作る被膜は1μにも満たない被膜なので硬さはないですね^^;
このように思うのが当たり前かもしれません。
エンドユーザー様(お客様)にコーティングを提供する側(コート剤メーカー、施工者)が誤った?疑わしい?曖昧な表現でコーティングを宣伝しているから、お客様も間違った認識をしてしまっているのだと思います。
■超硬度
■9H
■クリスタルに・・・
■13H
等々、よーく考えると本当に?ってなるような謳い文句で、コーティングが宣伝されているのと一緒に、ガラスコーティングという名前からくるイメージ、「ガラスと同じで硬そう」が一緒になって余計に、多くの方がガラスコーティング=キズが入らないと認識してしまっているのだと思います。
考えて見て下さい^^
車のフロントガラスって硬いですよね?でもその硬さがあるフロントガラスでさえ、ワイパーによってキズが入るんです。
あの厚さ+硬さのあるガラスでも、キズは防げない。。。
じゃあ、塗装に作るガラスコーティングの被膜はどうでしょうか???^^
無理やり作れても数μ(1/1000ミリ)のガラスコーティング被膜、、、そんな被膜でキズを防げるか?疑問です。
塗装の柔らかさに左右される
キズの入りやすさは、塗装の柔らかさにより大きく左右されます。
例えば、写真のトヨタの真っ黒、黒202カラー。
磨き屋さんの中では仕上げにくい部類のカラーで有名で、非常に塗装が柔らかい、簡単にキズが入る塗装です。
逆に、ポルシェの塗装。
国産車を磨く感覚で、洗車キズを消そうと磨いても中々磨けないくらい硬いのが特徴です。
柔らかい塗装+ガラスコーティング➔キズは元から入りやすい
硬い塗装+ガラスコーティング➔キズは元から入りにくい
となります。
コーティング剤、コーティング被膜でキズを防ぐってことは、少し違うと言えます。
ただし、コーティングでキズを入れないように出来る方法もありますので、次にお伝えします。
ガラスコーティング(その他コーティング)でキズを抑えれる方法はある
昔からありますが、最近特に、「ユーチューブ」でこんな動画を見ませんか?
【コーティング塗装面をライターの樹脂部分で叩く➔クロスで拭き取る➔キズが入っていない】と見せるショーを(笑)
ガラスコーティングの被膜によりキズを防げた!と捉えてしまいますが、実際には、違います。
このショーの種は、「ただ、コーティング剤により滑りやすい塗面になっている」だけなのです。
なので、ガラスコーティングだけでなくワックス、ポリマー、簡易コーティング・・・なんでもツルツルになれば同じことが再現できるのです。※ライター金属部でも同じ結果になります。
このことから考えると、
ガラスコーティングの被膜の硬さによりキズを抑える、、、ことは出来ないが、ガラスコーティングの被膜をつくり滑りやすい状態にすることで、洗車キズを抑えることは出来ると言えますね^^
コーティング剤の謳い文句って、ほんとギリギリの線、そんなこと謳っていいのか?って商品が多いです、紫外線カットとかね^^;
コーティング剤に着目し過ぎない、コーティング剤に捉われないコーティング選びがいいとおもいます。
さて、本題に戻して、洗車の工程でいつキズがはいるのか考えていきましょう!
洗車のどの工程で、洗車キズが入るのか考える
洗車の流れを簡単に考えて見ると
流水(ホース・高圧洗浄)で、大きな汚れを落とす
シャンプー(水洗い)、クロス・スポンジでボディを擦る
クロスで拭き上げる(エアーで飛ばす➔これもキズは抑えれる)
って、流れだと思います。
このどこで一番、キズを入れるリスクが多いのか?と色々実践してきて分かったことが2つ
■最初の流し(高圧洗浄)だけで不十分
大きな砂埃などを流水で流して、次のスポンジ洗車に入りますが、実は、高圧で飛ばしたつもりでも、塗装は排気ガスの油分汚れがあり、その汚れに小さな砂埃などの汚れが引っ付いた状態で、次の工程で、砂埃が挟まれる形でゴシゴシ擦っていることが多く、キズを入れてしまっているのです。
■拭き上げ時にも注意
拭き上げ時も注意が必要です。無駄に往復運動をするとその分、キズを入れてしまいますし、屋外での作業となれば洗って、拭き上げるまでにボディには汚れが付着します。
そのままの状態で、力を入れ過ぎ拭き取ると当然キズが入ります。
拭き上げ時は、優しく、クロスの水を吸う力を利用して拭き上げる必要があります。
■触れなければキズは入らない=摩擦(ゴミかみがないように)
あまり洗ってない方の車って、汚れは酷いけど洗車キズは少ないです^^
ゴシゴシと触れている回数が少ないので当然ですね^^
でも実際には洗わないと駄目だし、、、キズの入る原因は、ゴミが噛んでいる状態で擦ることが大きな理由なので、その対策を紹介します!!!
面倒ですが、効果はあるので濃色車にお乗りの方は、実践してみて下さい。
洗車キズを入れないための洗車の準備
ポイントは1つ、流水では落としきれない排ガス汚れに混ざった汚れを取り除くことです。
細かな場所や隙間もしっかりと流水で流します。
クロスにタップりと水を含ませ、クロスの自重だけでボディ上を撫でます。
※強く擦らない
側面も出来るだけ自重で、上から下へクロスを動かし、汚れを流します。
サイドステップなどはあてがうような形で作業します。
この作業を行うことで、油分と混ざり張りついていた汚れを掻き出せたので、流します。
しっかりと流します。
拭き取りもキズを抑えたければエアーで飛ばす、クロスの場合、場所場所で、クロスを置く形で吸水させる、クロスの端をもちゆっくりと吸水させるようにすることで、ゴシゴシする回数が減り洗車キズを抑えれます。
たった、これだけの作業・油分と一緒に引っ付いてる微細な砂埃を落とす(少々面倒ですが、、、)を水洗い・シャンプー洗車の前に行うことで、洗車キズの増え具合が大きく変わります。
黒202カラーでは顕著に差が出ますし、お客様もこの洗車法を実践しておられる方の車は洗車キズが凄い少ないです。
弊社の推奨する洗車方法(応用編)
弊社は、カーディティーリング事業(コーティング、磨き)と出張洗車事業を行っており、お客様の駐車場がマンションや月極駐車場など、水道設備の無い、水を多く使えない場所での仕上げ(洗車)を行う必要があり、砂粒を落とす洗車法を応用した少量の水で洗車する洗車方法を実際に施工しております。
この洗車方法は、個人のお客様、車販売店様でも実際に施工させて頂いており今までクレームになった事案もない洗車方法で、キズを最小限に抑えることの出来る洗車の1つと自負しております^^
当洗車のポイント
上記でも述べたように一般的な流水洗車でも洗車キズを防ぐことは出来ません。
その原因の多くは、塗装に残る油分汚れに引っ付いた砂埃です。
流したつもりの砂埃を、羊毛モップ、スポンジ、クロスで擦ってしまう、シャンプー洗車を行うことで工程数が増え無駄に擦りキズを入れてしまうリスクが増えてしまっている洗車が多いです。
当洗車方法は、その 砂粒を擦ってしまう リスクとボディに触れる回数を抑えることでキズを抑える方法です。
慣れるまで少々戸惑いますが、当洗車になれれば洗車も負担の少ない作業となりますので、オススメ^^
バケツに水を入れ準備をする
バケツに、水を入れます。
ミニバンなど大きなものでも洗車になれれば、8リットルもあれば十分です。
※泥汚れが多い場合などは、バケツの水を入れ直す必要があります。
●柔らかい
●保水性のある
●使いやすい大きさ
の、クロス(タオル)にしっかりと水を吸わせ準備完了です。
あともう一枚、拭き上げ用に硬く絞ったクロスを準備します。
ボディ平面を水洗いする
タップリと水を吸わせたクロスを準備します。
保水させたクロスで、ボディを優しく洗っていきます。
●ゴシゴシしない
●力を抜くこと
●クロスの自重程度でゆっくりと滑らす
●円運動をしない
上記を守れば、キズは通常の洗車(流水)と変わらない、それ以下に抑えられます。
端っこをもって自重で、ボディに張り付いた汚れを浮かしていきます。
実際の作業では、このように優しく支える程度でクロスを抑え動かします。
※力具合に慣れるまでは、一枚目の写真のように作業するとキズを抑えることが可能です。
この洗車方法で、新車ディーラー、中古車販売店、お客様(国産車から数千万の車まで)洗っておりますが、クレームが来たことがありません^^2009年より実践し1日1台と考えても4000台以上(実際は倍以上)洗っておりますが、問題ありません。
しかし、絶対に守る注意事項があります。
●力を入れない・・・クロスの自重で洗うイメージ
●無駄な動きをしない・・・円運動をしない、同じ場所を往復しない
●ゆっくりと動かす・・・早く動かせば、力が強く働きキズの原因が増えます
●汚れが多い・・・クロスが直ぐに真っ黒になる場合は早めにクロスを洗う、又は、クロスの面を変えて洗う
上記を守れば、まず酷いキズにはなりません。
ボディ平面の拭き取り
硬く絞ったクロスを、洗いと同じくクロスの自重で、浮き上がった汚水を回収していきます。
吸水性の良いクロス(タオル)であれば、ゆっくりと動かすことで、しっかりと吸水可能です。
ペタッと張り付く合成セーム等はキズの原因となりますので使用しません。
慣れれば軽く抑え作業します。
●力を入れない
●クロスの吸水力を利用する
●ゆっくり動かし水を回収する
●早め早めにクロスを絞り、水を吸いやすい状態にする
上記を守れば、拭き取りも問題ありません。
側面の洗いと拭き取り
側面も平面と同じです。
クロスを当てにくいですが、同じように力を入れないように側面を優しく撫でるように汚れを浮かします。
側面は、地面に近づくにつれ平面以上に汚れが多いので、クロスを確認しクロスに汚れが溜まっていれば早めに濯ぐ、又はクロスの面を変えて作業を進めます。
拭き取りは、平面と同じです。
ガラスの洗い
ガラス面は、ボディよりキズが入りにくいのでボディより簡単です^^
基本は同じ。
●強く擦らない
●クロスの自重を利用して洗う
●クロスの吸水性を利用する
水を含ませたクロスで優しくガラス面を洗います。
●汚れが多い場合には、含む水分量を多めに調整し汚れを流すように洗います。
力を入れずクロスの自重程度で洗います。
汚れが多い場合、クロスが汚れた場合は濯ぐかクロスの面を変えて作業を行います。
拭き上げも力を入れ過ぎないように、浮いた汚れをクロスの吸水力を利用して、汚水を回収していきます。
マイティ3や撥水剤により保護層があれば、水がガラス面から離れやすいので洗いが楽になります。
●マイティ3は、ガラス面(外・内)に施工可能なので、ウィンドウ撥水を施工していない場合には、ガラス面にもマイティ3を施工しましょう^^
大量の水を使わずとも、洗車方法次第で、しっかりとガラス面も洗い、仕上げることが可能です。
是非、皆様も一度お試しください。
まとめ
■ガラスコーティングの被膜の硬さで洗車キズは防げない
■ガラスコーティング(その他コート)により滑りやすい状態にすればキズを抑えられる
■流水(高圧洗浄)でも落ちない排ガスなどの油分と混ざった汚れがボディに残っている
■残っている汚れを上手く除去することで、洗車キズの入りにく洗車ができる
凄いテクニックでもないのですが、この工程を行うだけで、結果が大きく変わります。
洗わないっていうことは出来ないので、是非、濃色車や洗車キズを入れたくない方は、洗車に取り入れてみて下さい。
キズの入りにくさは、多くのお客様の車で実践済みです☆
是非、チャレンジしましょう!!!
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